前面道路交通量

前面道路交通量の1月調査と5月調査の比較

前面道路交通量は、いずれも1月調査より5月調査の方が多くなっています。最大では湖北みずとりステーションで1.77 倍、最低では近江母の郷で1.25 倍と箇所によって差があります。ゴールデンウィークの影響(レクリ等)で交通量が増加する路線とそうでない路線があるものと考えられます。
No 施設名 前面道路区分 a1月調査 b5月調査 c増減
1 近江母の郷 主要地方道 7,090 台 8,847 台 1.25 倍
2 湖北みずとりステーション 県道 2,462 台 4,352 台 1.77 倍
3 伊吹の里 市道 2,668 台 4,055 台 1.52 倍
4 塩津海道あぢかまの里 国道 5,180 台 8,456 台 1.63 倍
5 浅井三姉妹の郷 国道 4,096 台 5,671 台 1.38 倍
6 びわみずべの里 県道 3,264 台 5,110 台 1.57 倍
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施設別交通量

① 出入交通量の比較

施設別の出入交通量(入場と退場の合計)は各施設とも1月調査では概ね1,000 台~1,300 台(入場台数はこのほぼ半数)でしたが、5月調査では1,200 台~3,200 台となっており、前面道路交通量と同様に全ての施設で増加しています。特に、塩津海道あぢかまの里では、2.43 倍と大きく伸びています。

前面道路交通量(7時間)の比較

No 施設名 前面道路区分 a1月調査 b5月調査 c増減
1 近江母の郷 主要地方道 1,149 台 1,895 台 1.65 倍
2 湖北みずとりステーション 県道 1,261 台 2,248 台 1.78 倍
3 伊吹の里 市道 1,051 台 1,710 台 1.63 倍
4 塩津海道あぢかまの里 国道 1,313 台 3,197 台 2.43 倍
5 浅井三姉妹の郷 国道 ※(94 台) 1,208 台 -
6 びわみずべの里 県道 1,148 台 1,322 台 1.15 倍

※浅井三姉妹の郷は1月調査では工事中のため、隣接する商工会への来訪車のみ計測(工事車両は除外している)

② 来訪車比率の比較

 前面道路交通量と出入交通量の比率を「来訪車比率」と呼ぶと、これは道路交通量に対する来訪車の度合いを示す指数となります。下表に示すように、1月調査では工事中の浅井三姉妹の郷を除くと、16%~51%の幅となっていましたが、今回調査では21%~52%の幅です。
 なお、びわみずべの郷では来訪車比率が9 ポイント低下しています。これは来訪車が若干増えてはいるものの、通過交通がそれ以上に増加した結果であるといえます。

来訪車比率の比較

No 施設名 前面道路区分 a1月調査 b5月調査 c増減
1 近江母の郷 主要地方道 16% 21% +5 ポイント
2 湖北みずとりステーション 県道 51% 52% +1 ポイント
3 伊吹の里 市道 39% 42% +3 ポイント
4 塩津海道あぢかまの里 国道 25% 38% +13 ポイント
5 浅井三姉妹の郷 国道 ※(2%) 21% -
6 びわみずべの里 県道 35% 26% -9 ポイント

※浅井三姉妹の郷は前回調査では工事中のため、隣接する商工会への来訪車のみ計測(工事車両は除外している)

③ 前面同道路交通量の増加と入場台数増加の関係

出入交通量のうち入場台数のみの増分は下表の通りとなっています。

入場台数の比較

No 施設名 前面道路区分 a1月調査 b5月調査 c増減
1 近江母の郷 主要地方道 696 台 920 台 1.32 倍
2 湖北みずとりステーション 県道 638 台 1,118 台 1.75 倍
3 伊吹の里 市道 524 台 860 台 1.64 倍
4 塩津海道あぢかまの里 国道 651 台 1,589 台 2.44 倍
5 浅井三姉妹の郷 国道 ※(43 台) 607 台 -
6 びわみずべの里 県道 559 台 646 台 1.16 倍

※浅井三姉妹の郷は前回調査では工事中のため、隣接する商工会への来訪車のみ計測(工事車両は除外している)

前面道路交通量の増分と入場台数の増分を比較すると、道路交通量の増が集客にどのように寄与するかを見ることができます。表5-5 に示すように、1月調査では工事中の浅井三姉妹の郷を除くと、近江母の郷、湖北みずどりステーション、伊吹の里、塩津海道あぢかまの里が12~14%とほぼ同じであり、前面道路交通量の増加に応じて同じ比率で入場台数が増加していることが分かります。
ただし、びわ水辺の里は2%と率が小さくなっており、前面道路交通量の増加に伴う入場台数の増加傾向は他と比べて低いといえます。
こうした傾向は、下グラフの矢印の傾きからも同様に読み取ることができます。

前面道路交通量の増分と入場台数の増分の比率

No 施設名 a 前面道路交通量の増分 B 入場台数の増分 c比率(b/c)
1 近江母の郷 1,757 台 224 台 13%
2 湖北みずとりステーション 1,890 台 480 台 13%
3 伊吹の里 1,387 台 336 台 12%
4 塩津海道あぢかまの里 3,276 台 938 台 14%
5 浅井三姉妹の郷 1,575 台 - -
6 びわみずべの里 1,846 台 87 台 2%

※浅井三姉妹の郷は前回調査では工事中のため、隣接する商工会への来訪車のみ計測(工事車両は除外している)

前面道路交通量と入場台数の比較

矢印始点が前回調査、終点が今回調査(数値は入場台数)
なお、浅井三姉妹の郷は前回工事中のため参考的に点線で示した

④ 時間帯別入場台数

時間帯別に入場台数を見ると、午前中にピークがある施設と午後にピークがある施設が見られます。

時間帯別入場台数構成比

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考察

次の事項が、当該調査結果のポイントと考えます。
前面道路交通量は、1月調査と比較して最大で1.77 倍、最小で1.25 倍と、箇所によって差があり、これが入場台数増加傾向の差にもつながっています。
施設別の出入交通量(入退場計)は、1月調査では各施設とも1,000~1,300 台と比較的近い数でしたが、5月調査では最大の塩津海道あぢかまの里の約3,200 台から浅井三姉妹の郷の約1,200 台までやや開きがある結果となりました。1月調査が冬季閑散期であったのに対し、5月調査はゴールデンウィークの観光・レクリ交通が多い繁忙期であり、施設の立地条件や施設の特性等によって一定の差が生じたものと考えられます。なお、浅井三姉妹の郷については、今年3 月にオープンして間がないため認知度がまだ高くないことも影響していると思われます。
入場台数の対前回調査比較では、塩津海道あぢかまの里の2.44 倍を筆頭にいずれの施設も増加していますが、施設によって増加率に差が見られます。また、次に見るように増加の要因は、前面道路交通量との関係が深いです。
前面道路交通量の増分に対する入場台数の増分の比を見ると、近江母の郷、湖北みずとりステーション、伊吹の里、塩津海道あぢかまの里の4 施設では12~14%とほぼ同様の比率となっており、前面道路交通量の増が入場台数の増に比例的に寄与していることが伺われます。なお、びわみずべの里ではこの比率は2%に止まっており、通過交通の増減にあまり影響されない固定客などが顧客の中心となっていると思われます。
来訪車比率の低い施設では通過車へのPR を強化することにより集客数を増やす潜在的な余地があると考えられ、また来訪車比率の高い(通過交通の少ない)施設については、より広域を対象とした誘客PR が必要となります。
車種別には、1月に比べて5月はさらに乗用車比率が高まり、いずれも9 割を超えています。出入総数が増加し搬出入の小型貨物車の比率が相対的に下がったためと考えられます。また、バスの入場は1月の2 施設から4 施設に増え、塩津海道あぢかまの里16 台(1月15 台)、湖北みずとりステーション4 台(1月3 台)、伊吹の里1 台(1月なし)、浅三姉妹の郷1 台(1月工事中)となっています。特に、1月5月ともに、塩津海道あぢかまの里はバスの立ち寄りが多く、何らかの観光ルートとなっていると考えられます。バスの来訪は大きな集客や売上増につながるものであるため、他の施設においても集客対策を講じることが期待されます。
時間帯別出入交通量については、出入交通量が1月よりも5月が増加したことにより、多くの施設で1月よりもピークが緩和され、午前から午後にかけてなだらかなカーブとなっています。従って、観光・レクリ客が多い繁忙期においては、通過交通量をどう取り込むかポイントとなると考えられます。びわみずべの里については1月と同様午前中に大きなピークがあり、産直施設を中心に扱う朝市的な傾向が強いとも考えられます。
5月調査はゴールデンウィークという観光・レクリの繁忙期の調査であり、1月の冬季調査と同様に、ある意味では特異日の調査であるといえます。従って、今後、5月の繁忙期、1月の閑散期の特性を踏まえて、必要な集客対応を図る必要があると考えられます。
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